広告 整体院HP

これからは整体院ホームページからの集客は厳しくなる

2020年1月31日

検索順位が下がる

2018年以降Googleは何度も健康関連の検索順位のアルゴリズムを変更してきました。

特にコアアップデートが行われた際には整体院の検索順位の変動が激しく、順位が上がって喜ぶお店があれば逆に順位が急激に下がって経営にまで影響を及ぼすような事態になったお店もありました。

資金的に余裕があるお店であれば外部のSEO業者に依頼し検索順位の底上げも出来たかも知れませんが、個人で整体院を営まれているような店舗ではそれほど資金的に余裕がないので結果的に検索順位がそのまま低下した状態が続いているというお店も多いのではないでしょうか?

そんな厳しい状況が続く2020年ですが、今後は更にホームページからの集客に厳しさを増している状況になってきています。

整骨院が整体業にまで乗り込んできた

高齢者が増えたことなどから医療費が年々増加しており、今後このままの状況では保険制度の見直しを行わなければ破綻するかもという話が出てきています。

そこで少しでも医療費の抑制を図るために、医療費全体の約3割もある整骨院の保険請求を減らそうという動きがあります。

真面目に保険請求をされている整骨院もございますが、実際には慢性的な肩こりや腰痛など本来であれば保険請求できない症状でも不正を働き保険請求していた整骨院がここ最近急激にそれら不正を行わない店舗が増えてきています。

またそれら保険金を不正に取得されていた整骨院が不正をしない様にすると経営が成り立たなくなるので、今度は今まで素人同然と馬鹿にしていた整体院などの領域に参入し「肩こり」や「腰痛」などの治療をしますとホームページなどで宣伝をするようになりました。

 

「肩こり」や「腰痛」といったキーワードに整骨院のHPが軒並み表示されるようになってきている

検索結果の変動

今まで不正に保険請求を行っていた整骨院ですが、不正に保険請求をやりずらい状況になったため最近では「地域名+肩こり」や「地域名+腰痛」といったキーワードで検索結果で表示されるようSEO対策をするようになってきています。

私が調べている範囲のお話になりますが、今までそれらキーワードで表示されていない整骨院が突然表示されるようになった背景にはお金で購入した被リンクを大量に貼り付けGoogleを騙している店舗を多く見かけます。

また2019年に施行された医療関係の広告規制法なども無視し、PCC広告にて「地域NO1」とか「口コミNO1」などの広告を掲載する整骨院などを多く見かけるようになりました。

これまでは「地域名+肩こり」や「地域名+腰痛」で検索をしても「ホットペッパービューティー」や「エキテン」といった口コミサイト以外は地域の整体院のホームページが表示されていました。

しかし最近ではそれらキーワードで検索しても半数以上が整骨院のホームページが掲載されるようになってきています。

検索結果上位4位までが整骨院のPPC広告に!

そして私が住んでいる地域では「腰痛」や「肩こり」など今まで整体院のホームページで上位を占めていた検索結果においてある異変が起きています。

その異変とは検索結果の上位4位までが整骨院のPPC広告で埋まっている状況となっています。

実際に私が住んでいる地元で「地域名+腰痛」と検索した際にはこのような表示されていました

広告だらけ

また最下部にも広告が3つも並び1ページだけで計7つのPPC広告が表示されている状況です。

Googleさんは広告収入で運営されているのかも知れませんが、こんなにも広告だらけだとハッキリ言ってとても見ずらいです。

また情報を探しているユーザーに対してあまり親切ではないように感じます。

ユーザーファースト?

SEOの観点でもGoogleはユーザーファーストが大事ですと謳っていますが、この様に広告だらけで見ずらい検索結果ならユーザーファーストとは言えない様に思えますが・・・

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整骨院は少しでもお客を呼び込むために必死になっている

先ほども言いましたが今まで不正し保険金の不正受給をしていたが最近ではそれら不正をおこないずらくなったので少しでも自由診療のお客を増やそうと「地域名+肩こり」や「地域名+腰痛」などの検索結果で上位に表示されるよう躍起になっています。

さすがに「地域名+腰痛」などの検索結果で上位4位までが【広告】で埋まっていると見ずらいですし、探している情報が無く2ページ目にいってもまた先ほどの広告が表示されているので本当に使いずらいですよね。

まぁお金を使ってGoogleに広告を出すのは集客と考えれば当たり前のことかも知れませんが、今まで整体院など「素人がマッサージみたいなことしている」と馬鹿にしていた整骨院が「地域名口コミNO1の整体院」と言う風に広告をうつなんて見栄もへったくれもありませんよね。

また整骨院などが「地域名口コミNO1の整体院」といった広告をうつのは医療広告ガイドラインに違反していることになります。

医療広告ガイドラインに違反している広告など含めて、このままの状況を放置しているとやがて整体院の経営はますます厳しさを増して行きます。

また厳しくなるだけならまだしも廃業するような店舗も増えてくるのが予想されます。

ですのでこのままの状況をただ見ているのではなく、整骨院が不正な広告を出しているのなら「この整骨院は違法な広告や表示をしていますよ」とちゃんと報告をするようにしなくてはいけません。

整骨院の不正広告に対し厚労省がネットパトロールを開始した

医療広告ガイドライン違反通報サイト

まだあまり知られていません厚生労働省はそれら不正を働いている整骨院のホームページに対し、不正を働いている整骨院のホームページがあったら報告してくださいというサイトを立ち上げました。

整骨院の広告には「あきは法」が適応されるので、本来であれば整骨院の広告はあまり情報量を掲載できない仕組みになっています。

しかしホームページに限りそれら「あきは法」が適応されずかなりグレーゾーン的な部分もありましたが、不正を働いている整骨院にはしっかりと厚労省がされているネットパトロールに報告をするようにした方がいいと考えています。

違反をしているであろう広告の報告は医療機関ネットパトロールにて報告することが出来ます。

また報告といっても匿名で出来ますし記入する項目も少ないので慣れれば5分もかからず報告することが出来るので、みなさんも「あれっこの広告は変じゃないかな?」って思ったら報告するようにしましょう。

ホームページの作り方手順

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