自分でホームページを作成する際に検索結果で上位に表示されるためにも、記事ごとのキーワード決めはとても重要になってきます。
このキーワードの決め方ひとつでホームページの検索順位は、上位に表示されたり下位でしか表示されなかったりしてしまいます。
今回はそんな重要なホームページのキーワード決めの際に間違ったキーワードを選択し失敗した事例をご紹介したいと思います。
ホームページのキーワードの選択を間違った整体院の事例
私の知人にカイロプラクティック院を経営されている方がいますが、そのお店のホームページのキーワードの選択が間違っていたためにネット集客が上手くいかなかったときのお話を致します。
この知人は地元のホームページ制作会社にホームページの制作を依頼しました。
もちろんホームページを作った理由は、お店のホームページからネット集客が出来る様にするためです。
しかしかなり高額な制作費用(毎月2万円の5年契約)を支払っているようですが、全くホームページから集客が出来ていないと嘆いていました。
そこでお店のホームページを自分で作成しそこそこ集客も上手くいっている私に相談しに来たのですが、その方のHPを調べてみるとキーワードが検索されそうにも無い言葉(キーワード)だらけのホームページだということが分かりました。
HP制作に関して素人の私が言うのもなんですが、これじゃ全く「HPから集客なんて出来ないよ」って分かってしまうほど最悪なホームページでした。
全く集客が出来ていないホームページのキーワードとは
ちなみになんですがネット集客が上手くいっていないホームページのキーワードを調べてみると、こんなキーワードに設定されていました。
HPのキーワード
- 北海道
- 地域名
- カイロプラクティック
- アクティベーター
- ドロップテ-ブル
※ちなみに業種は整体業で北海道のある地域でお店を経営されています
この知人の様に整体業などのサービス業の場合お店のキーワードには『地域名』が入っているのが当たり前なのですが、4番目と5番目って整体業をされている方でないと分からない単語(キーワード)かと思います。
まぁこんな単語(キーワード)ならネットから予約が入らないのは分かる気がしますよね・・・
そして上記のキーワードについて何がダメだったのかもう少し詳しく説明していきますね。
お店のHP作りなら地域名で検索上位を狙うのが常套手段
先ず個人で営む様な小さなお店などのHPのキーワードで大事なことで、如何にして「地域名」で上位に表示させるかが大事になってきます。
例えばユーザーの方がどこか行こうとする際には「地域名+〇〇」と検索するかと思います。
もう少し砕いて説明すると例えば髪を切りに行くときには「地域名+美容室」や「地域名+床屋」というキーワードで検索をされますよね。
しかし先ほどの知人のHPでは地域名のところが「北海道」と「地域名」の2つがキーワードで設定されていました。
「地域名」だけならまだしも大変大きな地域のキーワード「北海道」なんて設定してもだれも検索なんてしないのに、なぜ「北海道」というキーワードを設定したのかが疑問になります。
ちなみに地域名のキーワードを設定する際の決め手は以下の様な感じで決めると良いでしょう。
地域名を設定する際の決め手
地域密着型のお店を展開される方なら自分のお店(HP)の商圏を正確に把握する必要が有ります。大変大きな都市などの場合ですと「○○市」というキーワードよりも「○○区」などといったキーワードの方が良い場合がございます。
また最近多い物販目的のお店のHPなら商圏は全国や世界となってきますので、さほど地域名などのこだわらなくてもいいのかも知れませんがね
ユーザーが検索しそうな単語をキーワードに設定する
最近のGoogleの検索エンジンでは検索クエリとページの内容が合致していることが重要だとされています。
またSEOの観点からも検索クエリをキーワードに設定することで上位に表示されやすくなると言われていますので、検索結果で上位を目指しているという方は必ず検索クエリを意識してキーワードの設定が必要となってきます。
しかし先ほどの知人のHPでは検索クエリを全く無視したキーワードの内容だったのでHPからの集客が上手く出来ていなかったのかと思います。
例えば先程のHPを例にとって説明致しますね。
検索されそうなキーワードととは
先程のHPは整体院(正確にはカイロプラクティック院ですがね)のHPとなります。
例えばあなたが「肩こり」などでカイロプラクティック院に行こうと思う時ってどのようなキーワードで検索されますかね?
一般的には「地域名+カイロプラクティック」や「地域名+肩こり」などといった単語で検索をするのでは無いでしょうか?
ハッキリと目的(この場合には症状)が決まっている場合ですと「地域名+目的(この場合には症状)」といった単語で検索をされますが、目的な曖昧な場合ですと業界名(この場合ですとカイロプラクティック)という単語になります。
しっかりとした目的名をキーワードにするのか業界名をキーワードにするのかは非常に難しいところかも知れませんが、無難に2つともキーワードに設定しとくのが良いかも知れませんがね。
しかしキーワードを詰めすぎる(キーワードが多過ぎる)とスパム(不正)と判断される場合があったり、キーワードのパワーが低下する恐れもあるのでキーワードの詰めすぎには十分注意をするようにしてください。
専門用語でキーワードを設定しても誰からも検索されません
先程のキーワードの4番目と5番目ですが、整体業をされている方でないと分からない単語になります。
私も知人に聞いて分かったのですが「アクティベーター」や「ドロップテ-ブル」とはマッサージをする際に使う道具の名称の様で、そんな単語では絶対に検索されないのになぜこの様なキーワードを設定したのか不思議でたまりません。
ですので初めて自分でHPを作るHP作成初心者の方は出来る限り一般のユーザーが検索しそうな単語を選定しキーワードに組み込むようにしましょう。
大きなキーワードと小さなキーワードがある
それと初めてホームページを作られる方はキーワードって1度決めると変更出来ない思われている方も中にはいるかと思いますが、HPのキーワードはいつでも変更が可能なので少しづつ運営をしながら検索されそうなキーワードに変更していくことも大事かと思います。
またHPには大まかなキーワードとページ事にもキーワードを設定することも出来ます。
これは使われているツール(HP作成ソフトやワードプレスなど)によって設定出来るか出来ないかというのがあるので自分が使用しているツールを確認してみるようにしてください。